放課後等デイサービスでは作業療法士のお仕事もあります。
「放課後等デイサービスの作業療法士の役割って何?」
「どんな仕事をしているの?」
そんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
作業療法士が放課後等デイサービスで担う役割は、専門的な訓練が必要な障害児の療育や発達支援になります。
続々と放課後等デイサービスが増えるなかで、作業療法士による発達領域での作業療法士のサポートは大きな役割を果たすことになります。
決まった遊びに固定されがちな施設での活動も、作業療法士の観点から工夫を加えることで療育の方法に幅を持たせることが出来ます。
こちらの記事では放課後等デイサービスにおける作業療法士の役割について解説を行います。
放課後等デイサービスでの作業療法士の役割
放課後等デイサービスにおける作業療法士の役割は様々です。
児童福祉法では、
「個別支援計画に基づき,各障害に応じた専門的な訓練が必要の場合,理学療法士又は作業療法士 1 名以上を配置」
また重症心身障害を主たる対象とする児童発達支援においては,
「機能訓練等を行う職員(※作業療法又は理学療法若しくは言語療法を担当する職員)を 1 名以上配置」
というように規定されており、基本報酬に組み込まれているほどの重要なポジションとなります。
病院と放課後等デイサービスでの業務の違い
作業療法士の放課後等デイサービスでの活動内容や方向性は、病院やリハビリでの活動内容とは若干の違いがあります。
病院では患者様の病状に対する治療がメインとなります。
対して、放課後等デイサービスではは病状や障がいの治療を行なうことがメインではありません。
利用している発達障害や知的障害を持った児童の生活の一部を担うことになります。
それは放課後等デイサービスの目的が子どもの発達支援であり、療育であることからくる違いです。
子ども一緒に楽しめるかどうか
病院での役割や業務内容と放課後等デイサービスでの役割の違いから、施設で働く作業療法士は子どもと一緒に楽しめるかどうかが重要になります。
放課後等デイサービスは障害を持った児童にとって安心できる場所でなければいけません。
学校・自宅に続く、第3の居場所を確保して療育に繋げていくことが必要になります。
時には子ども一緒におやつを食べてふれあいますし、楽しい会話をすることも多いです。
「治療」という観点ではなく、いかに子どもに楽しんでもらえるかを考えることが多くなります。
コミュニケーションの方法と方向性が根本的に病院の活動とは違うのです。
放課後等デイサービスでの有資格者のニーズ
先述した通り、放課後等デイサービスでの作業療法士のニーズは高まっています。
事実、施設での求人は多くだされており、売り手市場といっていいでしょう。
児童福祉法で規定されている為、需要が高い状態と言えます。
ただし、その分障害を持った子どもが相手であることにも深い理解を持って臨まなければいけません。
まとめ
放課後等デイサービスでの作業療法士の役割について解説を行いました。
もしこれを読んで頂いているあなたが施設での勤務を希望しているのであればお近くの施設に問い合わせてみるのも良いかと思います。
具体的な業務内容がお分かりになるかと思います。
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