食育年間計画表とは何かご存知でしょうか? 食べ物の働きや、健康と食の関わりを理解し、生産者と料理を作ってくれる人に対して、感謝の気持ちが自然と湧くような内容が書かれていることが多いです。月別の食育年間計画表が保育園などで配られています。
食育年間計画表とは?「保育園の畑の野菜で旬を知る」
保育園によっては、園に畑があるところもあります。そこで育った野菜を収穫して、食べるという楽しみもありますね。
この季節にはどの野菜が旬なのかということを子どもたちも自然と認識ができ、成長の過程も観れるので大いに盛り上がるところです。
畑がなくても旬の野菜を食育年間計画表で把握出来るようになっています。年長さんや年中さんになれば、玉ねぎをむいたり、切ったりと遊びながら食事作りに貢献できるように工夫されています。
食育年間計画表とは?「食文化について知ろう」
食育年間計画表では、日本の伝統的な食文化も知ることが出来るように作られています。
例えば、6月は梅の収穫に合わせ、ジュースを作ったり、9月はお月見団子といった具合です。
お団子を作りながら月にはうさぎが~という寓話にも発展してゆきます。
11月にはいると干し柿を作ったり、12月には切り干し大根など、その土地で作られた食文化を学ぶことが出来ます。
食育年間計画表とは?「保護者へのアドバイスも」
保護者に対しても季節に合わせたアドバイスが載っています。
9月は夏バテの時期なので、夏バテを回復させるための食べ方などが掲載されています。
保育園なので、子どもの月齢によってまったく食事の内容が変わりますので、その月齢に合わせたアドバイスもあります。
また家庭で、積極的にこどもを料理に参加させる具体的な手順も書かれています、
例えば3歳児であれば、エプロン・三角巾を身につけ、野菜の皮をむくなど、その月齢にあったできること、やらせても大丈夫なことも書かれています。
年長になれば、ピーラーを使ったり、できるだけ多くの食材にふれること、調理器具の使い方などのアドバイスもあります。
まとめ
食は五感をフルに使うものであり、子どもたちは食べ物に関して学ぶことが本当に沢山あります。
食育年間計画表を利用すれば、保育園にて、そして家庭にて、いろんな話題が広がることでしょう。
具材一つにしても、詳しく話せば沢山伝えられることがあり、また子どもも自分が食べるものなので目をキラキラさせて聞いていることが多いです。
子どもと一緒に食育を学ぶことで、保護者も今まで知らなかったような事を知る良い機会になるでしょう。
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