【株式会社ひいらぎ 会長に就任いたしました】

2025年6月1日。
本日より、株式会社ひいらぎの会長に就任いたしました。
昨日、社長としての最終日に、社員のみなさんから花束をいただきました。
照れ隠しの笑いと、少しだけ滲んだ涙と、たくさんの「ありがとう」に包まれて、
人生の中でもきっと忘れられない瞬間になったと思います。
「茂呂さん、ついに引退ですか?」
なんて聞かれましたが……
いやいや、全然働きますよ?
“今日からも、昨日と同じ日常”です。笑
むしろこれまで以上に、地域福祉に全力で関わっていきます。
現場に出るのもやめません。支援にも入り続けます。
そして、これまでやってきた仕組みと経験と、全国各地の仲間たちとの繋がりを、
今度は草加からもう一歩外へ、「街」と「未来」のために還元していきたいと思っています。

僕が目指すのは、
“障害があってもなくても、当たり前に夢を持てる街づくりの追求”。
これは会長になっても、変わりません。
むしろその実現のために、現場の声を拾いながら、
行政・企業・市民ともっと多角的に繋がっていく役割が、僕には必要だと考えました。

たとえば今、奄美大島・瀬戸内町で進めているプロジェクトも、
その先にあるのは「支援」じゃなくて「地域づくり」。
そしてそこに関わるすべての人が「当事者」になっていく道。
この20年、福祉を軸に会社を続けてきて、
たくさんの困難や理不尽も経験してきました。
でも、そうした中で確信しているのは──
「福祉は可能性を広げる仕事である」ということ。
そして、可能性は「制度」や「仕組み」だけでつくれるものではない。
人と人とが、ちゃんと繋がるところから始まる。

だからこそ、これからも“会長っぽくない会長”として、
泥くさく、かっこ悪く、熱く、優しく、
人間臭さを大事にしていきたい。
会社の中でも、地域の中でも、
“居てくれるだけで安心できる存在”になれたら、と思います。
僕は偉くなりたいんじゃない。
深く、役に立つ人間でありたいんです。

人生は長いようで、短い。
「今日もやれることを全力でやる」
その連続が、やがて福祉の未来をつくっていく。
そんな気持ちで、今日からもよろしくお願いします。

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