放課後等デイサービスで提供されるサービスの種類は色々あります。
施設によっては特色のある療育プログラムを用意しています。
個別療育、集団療育を上手く取り入れて、発達支援を行っている施設。
習い事に近い形でのプログラムを用意している施設。
それぞれに良いところがあります。
ただし、その選択肢の多さが初めて放課後等デイサービスを利用される方にとっては迷う要素であったりもします。
「どんな療育内容があるの?」
「療育プログラムはどんなものがあるの?」
などの疑問があるかと思います。
地域によって施設の数も違いますし、利用する子どもの数も違います。
ですので、厳密的に区別することが出来ませんが、ある程度のタイプ別に大別することが出来ます。
こちらの記事では放課後等デイサービスではどんな療育が行われているのかをお伝えします。
お子さんがのびのびと自分の居場所を持てる施設を選ぶ為にも、ぜひ参考にされてみてください。
放課後等デイサービスの療育内容
放課後等デイサービスでは様々な形で発達支援の活動が行われています。
主に個別療育と集団療育を組み合わせることで施設運営を行っていることが多いかと思います。
個別療育
発達障害を持った児童一人一人に合わせた活動を行います。
障害の度合いや性格は児童によって違う為、経験豊富な職員が個別で療育にあたるような活動になります。
職員の人員配置として人数が多いような施設であれば、この個別療育の時間が増えると思います。
個別療育では一人ひとりの児童の成長を見つけることが出来ます。
預ける保護者の立場としても職員が密にコミュニケーションをとってくれるのは安心出来ます。
個別療育に関しては下記の記事でも解説を行っていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
集団療育
同じ施設に通う他の児童との関わり合いの中で社会のルールを身につけていくことが主な目的になります。
個別療育では育まれない、他者の存在を意識することで他人に迷惑を掛けないなどの基本的なルールを守ることが出来るようになっていきます。
療育プログラムのタイプ
放課後等デイサービスの施設には特徴的な療育プログラムを取り入れている施設があります。
施設で働いている職員が持ち合わせているスキルであったり、その施設の運営母体によっても違いがあります。
これらの特色は施設の数だけあると言っても過言ではありませんが、大きくは3つの療育プログラムに区別出来るかと思います。
習い事タイプ
一般的に言われる「習い事」に近い形での活動を行うプログラムです。
例えば、書道や英語、絵画、音楽などの文化的な習い事を出来る場合や、運動をして身体を動かすをことを目的としたものもあります。
また、将来的には就労ということになると、パソコンの作業が出来るようにするための訓練を行うところもあります。
保育タイプ
一般的な生活能力を向上させるための力を養うタイプの療育です。
比較的、自由時間が長めに設定されていることが多く、児童の自主性に職員が寄りそう形が多いようです。
職員や他の児童とのコミュニケーションの中で、生活する為に必要なスキルを身につけていきます。
療育タイプ
ソーシャルスキルトレーニング(SST)などを行っている療育プログラムなどがこれに該当します。
社会生活に必要な対人スキルやコミュニケーションスキルなどを身につけることが出来ます。
どんな療育を行っている施設が良いのか?
上記でご紹介した通り、放課後等デイサービスでの療育内容は様々です。
その為、一概に「こんな施設が良い!」ということは言えないです。
ただし、最も重要なことは実際に利用するお子さんが自分の居場所を確保できるかどうかだと思います。
「障害児の学童」と呼ばれているのが放課後等デイサービスです。
発達障害を持っている子どもは感受性が高いが故に、学校では精神的には落ち着かない状況にあるかもしれません。
それでも放課後等デイサービスでは自分の居場所があり、落ち着ける。
子どもにとってそんな場所になるのかどうかを考えることが最も重要なことだと思います。
まとめ
放課後等デイサービスの療育プログラムは様々です。
ぜひ施設見学などを通して、お子さんにあった施設を選んでみてください。
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