放課後等デイサービスと学童保育の併用は障害児なら出来る?

放課後等デイサービスは発達障害を持つ児童の為の福祉サービスですが、中には、

「一般の学童保育との併用は出来るの?」

「土曜日だけ放課後デイサービスを利用することは出来る?」

というように、放課後等デイサービスと学童の併用を検討される方もいらっしゃいますよね。

特にお仕事をされている方であれば、送り迎えの時間帯などが間に合わない方もいらっしゃると思います。

そういった場合には、土曜日だけを放課後等デイサービス利用に充てて、それ以外は学童保育を利用したくなります。

結論から言えば、併用は可能です。

お住まいの市区町村に届け出を行えば対応してもらえます。

放課後等デイサービスと学童保育の利用は別々の手続きが必要な為、それぞれ正しい手続きを行えば大丈夫です。

併用を考えていらっしゃる方

放課後等デイサービスと学童保育の違いを知りたい方

こちらの記事をご覧頂ければ、サービスの違いが明確になるかと思います。

また併用することで得られるメリットなどもお伝えします。

放課後等デイサービスと学童保育の併用について

放課後等デイサービスと学童保育は併用出来ます。

放課後等デイサービスは主に発達障害や学習障害を持った児童に対しての療育が主な活動内容になります。

障害児を持つ保護者にとっては大変利便性が良く、子どもにとっても安心して生活出来る空間になっています。

ただし、預かり時間や通える日数などは施設によって違います。

親御さんが平日の日中にお仕事をされている場合には、その営業時間と生活サイクルが合わないこともあります。

その場合は学童保育と併用することで問題が解決されることがあります。

預かり時間が長い学童保育を平日利用して、放課後等デイサービスを土曜日だけ利用することも可能です。

併用する場合は、放課後等デイサービスと学童保育では利用までの手続きなどが違いますのでお住まいの自治体の相談窓口などで、どんな手続きをとったらよいのかの確認をとりましょう。

 

放課後等デイサービスと学童保育の違い

放課後等デイサービスと一般的な学童保育はその運営体制が違います。

もちろん、通える児童の対象も違いますので、その違いを理解してから利用するようにしましょう。

 

放課後等デイサービス

【対象となる児童】

障害のある小学校1年生~高校3年生

【時間帯】

学校の下校の時間から17-18時ぐらいまで。

土日祝日などは施設によって異なる。

【料金】

1回の利用で約1000円程度

【運営元】

NPO法人、社会福祉法人、民間企業などが運営。

【活動内容】

個別支援計画に基づいた療育プログラムを提供しています。

また学習指導や集団療育、SSTなどに取り組む施設もあります。

 

学童クラブ

【対象となる児童】

保護者が就労している小学生3年生までの児童。

【時間帯】

平日は学校の下校時から18時ぐらいまで。

土曜日は9時~17時が多い。

【料金】

月に4000円~7000円程度。

実費負担分がある場合もあります。

【運営元】

自治体による直接運営や委託を受けた

【活動内容】

基本的に、通っている児童はそれぞれ思いおもいの自由な時間を過ごすことになります。

宿題をしたり友達同士で遊んだりする時間が長いです。

 

放課後子ども教室

【対象となる児童】

公立小学校に通う全児童が対象。

【時間帯】

平日は学校の下校時から16~17。

土曜日は実施してないところが多いです。

【料金】

基本的には無料

【運営元】

自治体による直接運営がほとんどです。

【活動内容】

学童クラブと一緒で自由時間が多いです。

 

民間学童

【対象となる児童】

親の就労の有無や年齢制限は問わないところが多いです。

【時間帯】

平日は、下校時から20時ぐらいまで。

中には24時間体制を組んでいるところもあります。

【料金】

施設によって異なります。

入会金が必要であったり、利用日数によっても変更があります。

【運営元】

主に民間企業や塾を運営母体とする場合が多い。

【活動内容】

施設によってことなります。

塾が運営している施設であれば学習時間に費やすことが多いようです。

 

併用することで得られるメリット

放課後等デイサービスと学童保育を併用することで、保護者の生活サイクルに合わせることが出来ます。

また、実際にこれらの施設を利用する児童の立場からすれば、コミュニケーションを取れる人や居場所が増えることになります。

精神的に安心して過ごせる場所が増えることは、発達支援の観点からもメリットになるかと思います。

 

障害児が学童保育を利用する場合の注意点

一部の学童では障害児に対しての嫌がらせや保護者間での陰口を言われることもあります。

障害を持っていることで他の健常児との間に壁が出来てしまうことも少なからずあるようです。

そういった場合には学童の職員も対応に入るようです。

いずれにしても、発達障害の子ども学童に通うことはそういった問題が発生する可能性があるということは理解しておきましょう。

 

まとめ

放課後等デイサービスと学童保育の併用は可能です。

もし併用したいということであれば、どんな利用パターンが考えられるか施設の担当者や自治体の窓口担当者と相談してみましょう。

親切に対応してくれるかと思います。

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